閃光の花火
最近の透明度:10~15m 水温:17~18℃ 気温:15℃
オススメ:ドライスーツ(インナー厚めor薄め)
どーも!みなさん、こんばんは!
マリンステージの大ちゃんこと、対間大将です。
遅くなりましたが、今週も更新いたしますよ!
串本では15℃以上の暖かい日が続くようになってきました。
暑がりな僕としては、昼間なんてもう半袖。
なにか作業してると脱いじゃうレベルに暑いです(^_^;)
でも朝晩は冷えるので、皆さんも上着をお持ちくださいね!
そんな春の陽気が続き、一気に季節が進んできました。
3~4月は「春」のテーマに乗せてお送りしますね!
串本の山を見ると、この季節は緑・黄緑・茶色・ピンクなど、
色とりどりで僕の一番好きな季節なんです♪
そして水中にもちゃんと四季を感じるのが、
水温の低くなる冬から春にかけて海草・海藻が、繁茂します。
陸上と同じように、緑・紫・ピンクなど・・・
そんな色合いの生え物たちにアメフラシがつくのもこの季節。
今回は最新の写真が少なかったので、
過去の同じ季節を辿ってみましたよ!
僕が見て来た串本の「春」の海の中!
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まずは2017年
こうして振り返ると、ずっとウミウシは好きなまま♪
ってちょっと待って!
この写真1年目の冬だったので、僕もピヨピヨ時代。
アオウミウシのSPだと思って当時は片付けていたけど、
これってホシゾラウミウシじゃないかーーー!
分布域は広いですが、圧倒的にレアです!
過去にこんなウミウシを見ていたなんて・・・
まだまだ可能性は無限!と、感じる1枚です。
さぁ、ここからは「春」を彩る花火!
串本が誇る生え物、ケヤリをドドーンと!
2018年に撮影したケヤリ
いつだってキレイな海藻なのである!
毎年たくさん咲くのですが、
水温などの関係か生え始めや量は少し異なります。
他の生物とコラボできるのはこれからでしょう!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
2019年は黒抜きで!
線香花火、ではなく、閃光花火って書きたくなる♪
初めて見た人や撮ってみてキレイだった時の印象は、
目で見るよりも閃光が走るのを感じます!
なんでこんなに光り輝いてるの!?
水中にはそんな単純な疑問がいっぱい。
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので・・・
このケヤリ、ケヤリモ科に属する藻の一種。
ケヤリと聞くと、あのシュッと閉じる生き物が一般的ですが、
あれはゴカイの仲間でケヤリムシが本当の分類。
どっちもキレイですが、串本に来たなら藻の方がおすすめ!
実は今のところ日本国内で4か所に分布するとされ、
紀伊半島、伊豆大島、八丈島、鵜来島なんだそうです。
以前にもご紹介させて頂きましたが、ぜひ知ってて欲しい♪
TG-6ではありますが、
顕微鏡モードで一輪だけを撮影することも。
動く魚やその他の生物とコラボすることの多い生え物。
しかーし!このケヤリは単体でも存分に楽しめるはず!
目で見た色が出せてる?どこにピントが合ってる?
黒抜きしたり、場所によっては青抜きしたり。
一輪だけ?画面いっぱい??
楽しみ方は無限大ですね!
ありがたい事に、水中写真家の越智隆治さんが撮りに来てくれました!
あのクジラを追いかけ続ける写真家さんがです!
カメラごとの設定など、
色んなチャレンジができますので、
大まかな設定や、狙い目はぜひガイドに聞いてください!
たくさん生えるポイントでは、自分の好きなケヤリを選びましょう!
・横にたくさん広がり密集しているもの。
・一輪が比較的、大きいもの。
・大きいのと小さいのが段違いになってるもの。
・全部兼ね備えちゃってるもの!
そして本気の撮影の前にっチェックすべきなのが、
ほこりが積もっていないか!!
軽く・・・とても軽く、手で仰いだりしてみてください。
少しでも撮ったままの写真にキレイなケヤリが写るように、
簡単にお掃除してあげてくださいね!
全然キレイにならなーい!ってムキになって水流を送ると、
逆効果で周りのものも舞い上がって最後には積もってきます!
ので、そ~~~っとね(笑)
越智さんが連れてきて下さったメンバーの皆さんは、
こんなにもケヤリに食いついて写真を撮ってくれました!
8人全員が下向いちゃってます(笑)
それぐらい夢中になれる被写体だと言うことです!
色んな生物とのコラボも考えられますので、
他のメンバーもご紹介するかと思いますが、
ぜひ皆さんも季節を感じに、撮りに来て下さいね♪
ケヤリ特集になっちゃった~!
来週は、DIVE KOOZAから岡田くんの更新です!
そんじゃ~また!
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