何事も多すぎても少なすぎてもダメなんですね
最近の透明度:15〜20m 水温:16〜18℃ 気温:10℃
オススメ:ドライスーツ(インナー厚め)
どーも、どーも!!
皆様、明けましておめでとうございます!
2022年が開幕致しましたね!
本年も当ブログを宜しくお願い致します!
2022年、最初の投稿はマリンステージの大ちゃんこと、対間が更新させて頂きます!
新年を迎えたと同時に「白」だったテーマも、「桃色」に。
寅年の強い色合いではなく優しい色をテーマにした2カ月間をお楽しみください♪

ちょっと画質がよろしくありませんが ウツセミミノウミウシ
他のウミウシの卵を食べるウミウシの仲間に分類されます。
そんなウミウシが出てきたということはですね!!
ウミウシがお好きな方にはたまらない季節ですね!
こんな淡~いピンク色も魚類には少ない特徴かもしれません。
串本・古座のショップでもウミウシ熱が上昇しているようで、
各ショップでイベントを開催していたり♪

ミノ系のウミウシの中では豊富な ニセハクセンミノウミウシ
同じような色合いのウミヒドラの近くに居ることも多く、
桃色!というシチュエーションなら間違えなく映えます♡
ピンクが似合う、ウミウシ代表でしょう!!

串本の岩肌にはいっぱい住んでいる アナモリチュウコシオリエビ
今回のテーマは桃色なので、注目するのは周りの部分。
こうしたピンクの部分、皆さんはよく見かけませんか??
ウミウシを探している時だったり、
何か生物を撮影した後ろがフワッとピンクだったり。
これは石灰藻と総称されるものです。
ほとんどが炭酸カルシウム成分だそうで固いのですが、
サンゴに似た海藻といったところでしょうか。
なんともまぁ難しいジャンルですね(笑)
サンゴ礁の形成には重要な役割をするそうですが、
実は海藻が繁殖するためには良くない存在なのです。
磯焼けって言葉を耳にしたことがある方も多いと思うのですが、
この石灰藻が岩の表面を覆ってしまうことで、
海藻などが生えなくなってしまい生態系が変化していきます。
串本も例外ではありません。
数年前までは生えていたヒジキが全く生えなくなってしまったり、
海藻が生えなくなることで植物プランクトンが減少し、
魚類の生息環境を変えてしまうことにもなります。
水中写真を撮る上では、淡いピンク色が背景になったりと、
なくてはならない存在ではありますが、
やはり何事も多すぎても少なすぎてもダメなんですね。
以前、漁師さんに依頼されて、
この石灰藻を水中で割って海藻が生えやすいようにした箇所があります。
漁場が戻っているといいのですが、その後どうなったのか気になるところです。

まだまだ話題の尽きないコロナウィルスの影響もありますが、
2022年もたくさんの方と海でお会い出来たらと思います!
そんじゃ~今週はこの辺で!
来週はDIVE KOOZAの岡田店長!よろしくお願いします!